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しん粉細工の佐藤さん
こちらでは湯沢市の匠を紹介いたします。毎月様々な匠にインタビューを行いご紹介いたしますので楽しみにお待ちください!


佐藤さんとしん粉細工
第12回の「今月の匠」ではしん粉細工で有名な佐藤雅三さんにしん粉細工と湯沢犬っ子の歴史について伺いました。いぬっこの歴史に関する貴重なお話がきけましたよ。
インタビュアー:当協議会 菅氏・小山氏
菅:今回は本当の匠という事で、これまでは産業に関わる匠を紹介してまいりましたが、伝統に関する匠として、しん粉細工の佐藤雅三さんをご紹介させていただきます。
佐藤:今日はわざわざありがとうございます。最初にしん粉細工を説明するよりも、テレビ局で紹介されたことがあるのでそちらを見てもらった方がいいかもしれませんね。
菅:テレビなどでも紹介されているのですか?
佐藤:そうですね、最近だとNHK仙台局の各駅停車という番組と韓国のテレビ局でも取材に来ました。
菅:韓国からですか?それはまた凄いですね。
佐藤:お米というテーマで秋田を取材に来ていたようですよ。
菅:なるほど。まずはそちらを拝見しましょうか(韓国のテレビで紹介された内容はこのページの下にございます)


菅:佐藤さんはいつころからこのしん粉細工に携わってるのですか?
佐藤:そうですね、もうかなりなりますよ。小さい頃に家のおばあさんが作ってるのを手伝ってからだとするともう70年になります。当時は餅屋だったんです。でもだいたい各家庭でも作っていたものですよ。
しん粉細工については犬っこまつりの歴史ともかかわりがあるので話せば長くなりますよ(笑)
菅:犬っこにも関係があるのですか!佐藤さんが名人と呼ばれる所以とあわせて手短に教えてください(笑)
佐藤:塚田先生という方がいるのですが、その方が私を名人とあちこちで言って回っていたのがその答えなんですよ。
お陰さまで東京銀座の寅やさんでも飾っていただいたこともありますね。
菅:見た目にもとてもかわいいですよね。それぞれ何か意味があるのですか?
佐藤:このしん粉細工は「鶴」「梅の花」「酒」「杯」とそれぞれ縁起のよいものがあって、健康や長寿を祝う縁起物なんですよ。
それと犬っこまつりが関わっているんです。犬っこまつりというのは県南一円ではどこでもあったんです。
旧正月の時にしん粉細工をつくって「犬っこ市」で売られていたんですよ。
一時期昭和38年頃から新生活運動でこの行事はなくなったんですが、それまでは湯沢でも浅舞でも横手でもあったはずです。そのころ犬っこまつりもなくなる危機を迎えていたんですが、当時の観光課長や他の方の意見などがあってまた復活したんですよ。
菅:湯沢の犬っこまつりっていつからはじまったんですか?
佐藤:大昔からの話ですよ。今のようなまつりのスタイルは最近のことで、それまでは犬っこを各家庭で作って家の周りに飾ったりしたものです。
菅:なるほど。まさに佐藤さんはしん粉細工とともに生きてるし、そして犬っこの生き字引のような方ですね!
佐藤:まず元気なうちはまだまだ伝えてゆきたいと思いますので頑張りますよ。


菅:今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。2月にはまた犬っこまつりがありますのでたくさんの人に湯沢にきてもらいたいですね。
なお しん粉細工について韓国のテレビではこのように紹介されました。


しん粉細工の材料はあきたこまち、ただ1つ。
佐藤さんは家の入り口や窓などに、お米で作った犬(しん粉細工)を置いていました。
家を守りたい心がお米工芸(しん粉細工)の由来です。
長寿を願う鶴やお金を象徴する梅の花の杯、そしてお酒を入れる金のヤカン。
秋田の伝統を描く画家がここにいます。


犬っこまつりについて
犬っこ祭りは元和の昔より「約四百年以前」もの長い間続いている秋田県南部地方一円にあった民族行事です。
そのころ、白討という大盗賊が白昼堂々と人家を襲うので、住民はみんな困っていました。そこで、湯沢の殿様がこれら一味を共々退治しましたが、再び現れないようにと、米の粉で小さな犬っこをはじめ、鶴、亀、魚、銚子、杯などを作り、旧正月の十五日の晩に家や土蔵の入り口や窓に餅とともに備えて東南よけの「まじない」として一年の無難を祈ったというものです。
佐藤雅三さんの資料より
2009年08月28日




