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絵灯篭の絵師石川さん
こちらでは湯沢市の匠を紹介いたします。毎月様々な匠にインタビューを行いご紹介いたしますので楽しみにお待ちください!


湯沢の絵灯篭の絵師石川さんと製作中の作品
第7回の「今月の匠」では湯沢の文化の匠、絵灯篭の絵師石川己津子さんをご紹介いたします。8月の七夕絵灯篭まつりにむけ制作に大忙しの石川さんに地元ラジオFMゆーとぴあさんと一緒にお話を伺いました。
インタビュアー:当協議会 菅氏・小山氏
菅:お忙しいところありがとうございます。今日は湯沢の匠の取材ということでお忙しいところ申し訳ございませんがお邪魔させていただきました。湯沢絵灯篭保存会の会長でもいらっしゃるんですよね。
石川:そちらはもう若い人に任せていこうかと思っているんですよ。ですので今はプラザでの指導とかやりたい人にどんどん教えていきたいなと思っているんです。
菅:なるほど。ところでここで書かれているこの絵の大きさはどのくらいですか?
石川:これは3mですが、もっと大きいのもありますよ。前は5m以上のも書いたことがありますよ。高さもありますから大変なんですよね。
菅:台に登って描く大きさですから大変な作業でしょうね。
石川:若い人たちはいいんでしょうけども私は背も低いし歳もとってますからね(笑)このくらいの大きさであれば常時3人くらいで描いているんですよ。
菅:もう何年くらいやられているんですか?
石川:今年で57年になりますよ。23から描いてますからね。これで歳もばれてしまいますけど(笑)
ちなみにいうと昔は絵が好きな素人たちがこの灯篭を描いていたんですよ。それこそ洋画でも日本画でも、とにかく絵が好きな人たちがたくさん描いていたものでしたよ。
私が描くようになった戦後からは油絵の手法になってきて描く人も限られてきた感じがありますね。
菅:昔は本当に自由だったんですね。
石川:そうなんですよ。それこそお風呂屋さんだったら風呂桶に絵を描いてみたりとか、人形に絵を描いてみたりいろいろな形があったんですよ。それがだんだんと今のように美人画になってきたのはある意味寂しいですね。
教えるときも自由に好きなのを描きなさいというんですけど、美人画の手本があるから描きやすいって言う理由もあるようです。
菅:ところでこの柱に貼ってある写真は何ですか?
石川:やっぱり絵なので本物を見てそれを描くことが大切なんです。これは先日たまたま青森に行ったときに写したはまなすです。それも絵の中の重要なパーツになるんですよ。絵に大切なのは本物らしさと あとは単なる絵だけではなくてその絵に隠されたストーリーがわかるような絵でないと面白くないんですね。
菅:石川さんは花の先生でもあるんですよね。
石川:そうですね、花も絵もすべてはつながっていると思ってやっています。
菅:湯沢の絵灯篭の絵というのは毎年変わるんですよね?だから商店街もスポンサーになったり全面的に協力して町、まつりを盛り上げているですね。
石川:毎年変わるから大変なんですよ。でもそれで町が元気になってくれればいいなと思って若い者に負けないように頑張っていますよ(笑)
ただ残念なのは昔に比べてスポンサーになる会社に元気がなくなってきたなというのを感じますね。
菅:そういう意味では商店街もこの絵灯篭を目標に頑張っている気概はありますね。やっぱり格好悪いことはできないと言ってる店主さんもいますよ。
石川:昔は灯篭か竹を立てないと「この家は今年誰か死んだのかな?」と言われたものですよ。それくらい町の人どの家も参加にしていましたね。
菅:やはりこのお祭りはただのお祭りではなくて湯沢のスピリッツですね。
石川:ちょっと観光用になってきてるのは寂しいかなと思います。
菅:石川さんがこれから特に取り組みたいことはありますか?
石川:やっぱり若い子達や子どもたちに参加してもらうことが一番大切だと思うんですよ。そのためには学校でも絵を描いてもらうこと、絵を好きになってもらうこと、そしてこの祭り、湯沢を好きになってもらうことが大切だと思うんですね。
楽しむとそれが好きになって、いずれは地域の元気につながると思うんです。
もちろん子どもたちだけじゃなくて観光に来た人たちにちょっと参加、体験してもらうことも大切ですよ。
菅:そうですよね、ちょっと描いただけでも嬉しくなりますよね。
石川:もともとは素人のお祭りなんだからもっといろいろな人に参加して盛り上がってもらいたいなと思いますね。

菅:本日はお忙しいところ有難うございました。これからの活躍に期待しております。
2009年08月28日




