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FMゆーとぴあにて湯沢の元気印が放送されました
FMゆーとぴあでの放送は、毎月一回第3火曜日の午後6時からの放送で、再放送は第4金曜日の午前11時30分からです。こちらでは毎月1回、「湯沢の元気印」として頑張っている皆さんをホームページ上でご紹介いたします。


協和精工のみなさん(左)とワールドベースボールクラシックの記念プレート(右)
第2回目の取材先は、自社ブランド高級腕時計を製造販売している『協和精工株式会社皆瀬工場』さんです。協和精工株式会社は、高精度・高品位がヨーロッパ主要国にも認められ高い評価を得ている精密切削(せっさく)工具の製造販売会社です。今回は、時計ブランド「MINASE」を作る皆瀬工場に、当協議会の事務局とFMゆーとぴあの柴田優子さんが訪問しました。取材のきっかけは、皆瀬工場の金属研磨工・高橋稔さんが、10月28日に開催された「第41回秋田県職業能力開発促進大会」で、39歳という若さで秋田県優良技能者として表彰されたことを記念してのインタビューです。また、皆瀬工場さんは「2007年ものづくり日本大賞」東北経済局長賞も受賞されています。
高橋さんの行う腕時計の金属外装研磨加工は、機械化の出来ない作業です。指先の微妙な感覚で高品位の装飾研磨仕上げを行い、難度が高い曲面を高精度で仕上げる技能を持っております。この匠の技は、日本やヨーロッパの高級腕時計の製品化に貢献しております。インタビュアー:当協議会 小山・菅、FMゆーとぴあ柴田氏
協和精工株式会社皆瀬工場:時計製造部長 渡辺誠氏、時計製造課長 高橋功一氏、高橋稔氏柴田:このたびは受賞おめでとうございます。 高橋稔さんのこれからの意気込み、目標をお聞かせください。
高橋:目標は、今までのように高級品を扱うことが多くなると思いますので、世界に出しても通用するような、どこから見ても遜色のないようなものを目指してこれからも取り組んでいくことです。
小山:一個一個手作業で、みんな同じ形に仕上げられるものなのですか?
高橋:はい。機械を使わずすべて手作業です。
小山:すごいですね。だから表彰されるのですね。
柴田:他の社員の方も高橋さんのような技術をお持ちなのでしょうか?
高橋(稔):はい。マニュアルはありますが指先で行う繊細な感覚からうまれる技能・技術を使えるようになるのは非常にたいへんですが、みんなで技術向上を目指しております。
-黙々と行われ、緊張の連続である職人技のなかで、モチベーションを高め維持していけるのは何故でしょう-
柴田:職人の手にかかっている事が多いと思いますが、会社側として、みなさんのモチベーションをキープするためどんなことに気を配っていますか?
渡辺部長:例えば今回のような技能者賞をとったりとか、国際時計展に出展したりとか、一流の雑誌に掲載していただく事で、自分たちが作ったものが日本あるいは世界に向けて出ているのだということが仕事の励みになっています。
-高橋さんのような高度な技能を持った集団である協和精工が生み出した初の“MINASE”ブランド『グレーディ』のコンセプトは、100年後も修理・再生ができ、孫の代まで語れる腕時計です-
高橋課長:時計は壊れるものという常識に挑戦して、日本の伝統工芸品である寄席木細工をヒントに分解・取替えを容易にした特殊構造で、繰り返しの研磨再生ができ、100年先を語れるモア構造を開発しました。http://www.minase-ks.co.jp/products/gready.html
分解すると154個にも及ぶ部品です。
菅:部品を見せていただけるのですか?
高橋課長:ここには全部の部品はないのですが、 細かい部品をすべて研磨して組み立てていくのです。
小山:ベルトの一つ一つの部品に、「MINASE」のMの字が入っているのですね。
高橋課長:グレーディの完成第一号は、柔道の 井上康生選手が持っています。
柴田:どういった方がお求めになりますか?
高橋課長:グレーディに関しては40代の方が多く、よくご注文いただくのは、お父さんの退職記念です。最新作のマスタークラフトは、若い方からもご注文をいただいています。
渡辺部長:秋田県出身で東京や大阪で会社を作ったかたなどが、メディアの情報を通じて商品を知り購入される方が結構おられました。


柴田:MINASEブランドはどこで購入できるのでしょうか?

柴田:新商品のマスタークラフト・シリーズについて教えてください。
高橋課長:文字盤の色などをカスタマイズできますので、お客様の要望にお応えできるようになっています。
柴田:渡辺部長、自社の強みをお聞かせください。
渡辺部長:ムーブメント・ガラス・針などは購入しますが、一貫して一つの工場で、完成品までを製造できるというのが一番の強みだと思います。
菅:製品の素晴らしさは以前から知っていましたが、一つ一つの部品がまた素晴らしい出来ですね。パーツをつくる会社は多いのですが製品まで一貫して生産できるのが御社の強みというのがよくわかりました。
柴田:業界で生き残っていくためには営業力も不可欠だと思うのですが。
渡辺部長: われわれは大手時計メーカーさんと違い50個からでも新商品を作ることが出来ますので隙間商材を狙いながら商品が増えていきました。要望に対し狙った通りの形に仕上げる企画力・設計力が当社の強みです。OEMでも出しておりますし、会社の創立記念日に時計を20個作ってほしいというオファーがあればデザインの提案も含めて対応しております。
柴田:最後に、この不況の中で秋田を元気にするために自社で何をすればよいと思いますか?
渡辺部長:今は作れていませんが最終的には自社のムーブメントの生産も含めて、日本のマニュファクチュールメーカーとして更に発展して世界に発進していきたいという夢を抱いております。
柴田:全部自社でできるといった会社が秋田県湯沢市にあったらわくわくしますね。
小山:一から十まで全部自社で生産できる商品が出来たあかつきには、自分の腕にも着けてみたいと思いました。
柴田:高橋課長と高橋(稔)さんからも一言メッセージをお願いします。
高橋課長:グレーディ/マスタークラフトの自社製品を是非購入ご検討ください。
高橋(稔):今回幸運にもこのような賞をいただきましたが、これに驕らず技を磨いていきたいと思います。よい商品をこれからも作って行きたいと思いますので皆様是非、品物を手に取ってご覧になっていただきたいと思います。
- 一同拍手 -
菅:御社の立地条件や今回はじめて製品を作っている方とお会いしましたが、ヨーロッパのスイスの雰囲気を感じました。大量生産の対極にあるのが御社のものづくりなのですね。丁寧に真剣に気を遣いながら技を駆使してよいものを製作していくというものづくりの鑑のような素晴らしい会社だと思います。
小山:お話を伺うほどに高価な時計の価値を知ることが出来ました。いろいろな会社がある中で一つ一つに時間と手間をかけて作り上げるというのが協和精工さんということを認識いたしました。
阿部:部品の一つ一つまで愛情を込めて作っているのが社員の方々のお話と製品から伺うことが出来ました。腕にこれを着けた時に、時間の感覚・大切さが感じられるような気がします。いつかは是非私も・・・
菅・小山・阿部・柴田:本日はお忙しいところいろいろ教えていただき有難うございました。
2009年11月25日




